[音ネタメモ帳002-1]HardstyleなKickの研究 その1

最近の調べたことや実践してみたことをシェアする音ネタメモ帳の002でございます。
今回はHardstyleなKickの作り方という事でまたドラム系かよ!という声も聞こえてきそうですが、実際にシンセを触る話もあるのでご勘弁を。

さて、今回のサンプルはこちら。キックに注意して聴いてください。

Hardstyleというジャンルにてよく聞かれる、キックとベースが一緒になったようなタイプの音を作ってみました。クラブミュージックというと四つ打ちで「ドンツードンツー」なイメージがありますが、こういった表拍のインパクトが非常に強いスタイルというのも多くなっている印象です。

さて、今回はキック+ベースの作り方について解説するのですが、この音の作り方には大きく分けて二パターンあります。

  1. キックとベースを別々に作る
  2. キックとベースをまとめて作る

1のパターンはキック用のセッティングとベース用のセッティングを別々に作成し、そこから音が一体となるように調整していく方法で、2.のパターンはまずキックとベースが一体となった音を作り、その後でキックとベースの音色を調整していく方法です。どちらが良い、という物ではなく、最終的に求めるイメージに合わせて作る事と、(今回の解説でもやっているのですが)それぞれのやり方をミックスしながら作る事になるので、ここではとりあえず「分けてやるのか」「まとめてやるのか」の2パターンがあるんだな、くらいで解釈してください。
で、今回はどっちで書くのか、ですが2.のやり方をメインにして書いていきます。理由としては2.の方はドラム系ではないシンセサイザーでキックを作る、という工程が入るので、シンセの音作りの勉強になるところがあるためです(友人に話したら意外と知らないという声もあったので…)。

サンプル曲にて2.の考え方で音を作った順番はこちら。

  1. シンセサイザーでベースの音程を決める
  2. ピッチ・アンプを調整してキックのアタックを作る。
  3. 歪み系エフェクトでベース側の音色を作る
  4. 1~3の音作りを何個か重ねてキック+ベースの完成形に近づける

今日は1.と2.(にちょっと触れる程度)の解説です。
なお、今回はなるべくわかりやすいように、という事でFL Studioに付属しているシンセ(3x OSC)とエフェクト(Fast Distなど)を使って書いていきますが、Synth1などでも応用が利きますので、FL使いじゃない人は適宜自分の持っているシンセで実験してみてください。

ベースの音程を決める

とりあえずオシレータの波形は正弦波(Sine)か三角波(Triangle)にして、基本のキーを決めましょう。終わり!w

…と書くのもなかなかアレなので補足すると、この手のジャンルでは重厚さが一つのポイントになりますが、あんまりベースの音程を低くしてしまうと逆にベース部分が聴こえないどころかなんかモワモワとした感じになってしまうので、音程感を感じる程度の低さにした方が良いです。サンプルはKey=Amなので基本の音程はA2ですが、低くしてもE2くらいまでかなという所です。

また、オシレータに正弦波もしくは三角波を指定している理由ですが、工程3.にて歪み系エフェクトが来るので、ここまでに倍音の多い波形を使うとごちゃごちゃとした音になってしまうためです。逆にキックのアタックを作る場合は倍音の少ない方が分かりやすいので、ここではなるべく倍音の少ない波形を選択しましょう。

ピッチ・アンプを調整してキックのアタックを作る

さて、今回のキモとなる工程その1です。先ほどベースの音程を決めましたが、これだけではただベースの音程でポーとなっているだけなので、キックならではのアタック感が出るように多少工夫する必要があります。ただ、アタック感を出そうとしてVCAでDecay短め、Sastine低めにしても単にアタック感があるベースになるだけであまりキック感は出ません。キックっぽい音を作るにはもう一工夫が必要となります。その方法は、

…という所で長くなってしまったので続きはまた次回ですが、一応ヒントを挙げると、「①キックの”ドン”という所でどんな周波数変化が起こっているか」「②シンセで周波数の変化をつけるには?」の二点です。アナログ系ドラムマシンを触ったことのある人ならすぐにピンとくるかと思います。

それではまた次回!たぶん来週までには書きます!

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