久しぶりの音ネタメモ帳ですが、今回はかなり基礎的な内容です。
エレクトロ系の曲を作るとだいたいこだわり出すのがキックといっても過言ではない気がしますが、常に鳴らしている以上、ある意味メロディ以上に大きなポイントでもあります。かと言ってあれやこれやとトライ&エラーで実験を重ねるのも(ある意味では大事ですが)なかなか気の遠くなる話になります。
なので、今回は「自分はこんな感じで作ってます」という紹介をしてネタ切れからの復帰音作りの方針の一助にして頂ければという内容になります。
つまりは、「最初に良い音を選ぶ(無ければ組み合わせて作る)」→「細かく補正」というやりかたになります。
大体はサンプルを持ってきても「もうちょっと低域がガツンと来てほしい」「ちょっと皮鳴り感が欲しい」となるかと思いますが、その時はEQやコンプで頑張ってみる以前に、キックのサンプルをレイヤーして足りない部分を埋めながら作った方が早いです。また、こうしてEQやコンプにかける前に作り込んでおくことで、ポイントを絞って効果的なEQ・コンプをかける事ができます。
さて、そうなるとキックのレイヤーをどうするかですが、ただ闇雲に重ねても上手くいかないかと思います。そんな時の方針ですが、自分の場合はキックのレイヤーを上下に分けて考えています。
また、キックのレイヤーを行う際は複数のサンプルを組み合わせるわけですがその時の選び方もなんでも良いわけではなく、次のような分け方があります。
これに対して、909や808などシンセ系のキックはそこまで高域は出ておらず、低域に音が集中している傾向にあります。そのため、レイヤーするのであれば十分に出ている低域を持って行くとキックの膨らみ、重さを取り込むことが出来ます。
ここからさらにEQとコンプを…と書こうとしましたが長くなってきたので続きは次回。
エレクトロ系の曲を作るとだいたいこだわり出すのがキックといっても過言ではない気がしますが、常に鳴らしている以上、ある意味メロディ以上に大きなポイントでもあります。かと言ってあれやこれやとトライ&エラーで実験を重ねるのも(ある意味では大事ですが)なかなか気の遠くなる話になります。
なので、今回は「自分はこんな感じで作ってます」という紹介をして
はじめに
まず、キックを作る際は下記の手順で音を作っています。- キックのサンプルを選択(必要ならレイヤーして作り込み)
- EQで余分な音、強調したい音をカット&ブースト
- コンプでキックのアタック感を調整
つまりは、「最初に良い音を選ぶ(無ければ組み合わせて作る)」→「細かく補正」というやりかたになります。
キックのレイヤー
1サンプルで音選びが終わる場合は特に気にすることでもないのですが、大体ダンスミュージック作っていると、1サンプルで「これでOK」となる事は少ないかと思います。実際自分もそうですが(笑)大体はサンプルを持ってきても「もうちょっと低域がガツンと来てほしい」「ちょっと皮鳴り感が欲しい」となるかと思いますが、その時はEQやコンプで頑張ってみる以前に、キックのサンプルをレイヤーして足りない部分を埋めながら作った方が早いです。また、こうしてEQやコンプにかける前に作り込んでおくことで、ポイントを絞って効果的なEQ・コンプをかける事ができます。
さて、そうなるとキックのレイヤーをどうするかですが、ただ闇雲に重ねても上手くいかないかと思います。そんな時の方針ですが、自分の場合はキックのレイヤーを上下に分けて考えています。
- 上…キックのアタック感を担当、サンプルにローカットをかけて重ねる
- 下…キックの低音、膨らみを担当
また、キックのレイヤーを行う際は複数のサンプルを組み合わせるわけですがその時の選び方もなんでも良いわけではなく、次のような分け方があります。
- 上…生楽器系やディストーションをかけたキック
- 下…909や808などドラムマシン、シンセ系のキック
これに対して、909や808などシンセ系のキックはそこまで高域は出ておらず、低域に音が集中している傾向にあります。そのため、レイヤーするのであれば十分に出ている低域を持って行くとキックの膨らみ、重さを取り込むことが出来ます。
ここからさらにEQとコンプを…と書こうとしましたが長くなってきたので続きは次回。
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